tekiseika_gaiyo2017
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全国実施機関の役割6 適正化事業指導員の業務活動は事業計画、運行管理、車両管理、労務管理など多岐にわたっています。その調査・指導はもちろんのこと、トラック運送事業経営や業界の動向など、多くのことを把握していなければなりません。 そのため適正化事業指導員には高い資質と能力が─適正化事業指導員のための全国研修求められます。全国実施機関では、地方実施機関の適正化事業指導員の資格制度を設けるとともに、「事業者の良きアドバイザー」としての役割を果たすことができる指導員育成を第一の目標に豊富なメニューときめ細かな研修を行い、人材育成や資質向上に努めています。◢◤地方適正化事業をスムーズに◢◤ 全国実施機関は、地方適正化事業の円滑化を図るために、毎年、事業活動の基本方針を策定し、連絡調整を行いながら、広報・啓発活動も行っています。また、トラック運送事業者に対し、アドバイスや経営・業務相談を行うことができる適正化事業指導員を育成する全国研修も実施しています。 また、平成15年度より、事業者の安全性を正当に評価し、認定・公表する貨物自動車運送事業安全性評価事業「Gマーク制度」を実施しています。(12~13頁に詳細を記載)・初級研修   適正化事業指導員を志す人のための初級研修では、貨物自動車運送事業法や労働基準法等の関係法令を学ぶだけではなく、巡回指導項目の調査手法や専門的知識の習得、ベテラン指導員からの指導員としての心構えなど、より多くの教育内容を採用しています。・専門研修   専門研修は、初級研修修了者を対象としています。指導実務に即したより実践・専門的知識を身に付けると共に、ベテラン指導員を事業者と見立て、巡回指導を模擬演習形式で行うなど、調査技術を向上させるための実践的な教育を行っています。社会的ニーズに応える適正化事業の推進役として

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