tekiseika_gaiyo2017
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1 トラック輸送は国内貨物輸送の9割以上を担うなど物流の基幹産業として、わが国の高度な経済活動や豊かな国民生活を根底から支えています。 東日本大震災や熊本地震においても、全国各地からトラックが集結して大量の緊急支援物資を輸送し、被災地へのライフラインとしての役割を果たしました。 このようにトラック輸送は公共性の高い事業であり、荷主・消費者ニーズの多様化・高度化に応える安全・安心な輸送サービスの提供は、社会的使命を帯びていると言ってもいいでしょう。 一方で、トラック運送事業をとりまく経営環境は、少子高齢化に伴うドライバー不足や長時間労働など非常に厳しい状況が続いております。 平成2年に創設された貨物自動車運送適正化事業実施機関は、トラック運送業界がこうした社会的な要請に応えるための環境整備と業界の社会的地位向上を目指して、トラック運送事業の適正化に努めてまいりました。 平成15年からは、トラック運送業界全体の安全性向上に寄与するために「貨物自動車運送事業安全性評価事業」をスタートし、ますます適正化事業実施機関の活躍の場が広がり、重要性が増してきています。 トラック運送事業の健全な発展の一翼を担うという、適正化事業の使命を達成するため、これからもご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。トラック運送事業の健全な発展を願って全国貨物自動車運送適正化事業実施機関公益社団法人 全日本トラック協会会長 坂本 克己ごあいさつ

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