magazine60
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々蹴導ギミギ妻 薇藪藪喩薇Iキ会藪藪近時に於ける諸課題としましては、その1 再三にわたる燃料価格の高騰であります。全日本トラック協会を主体とした関係省庁への陳情に加え、荷主団体への懇請・運動を展開いたしておりますが、その効果は顕著に表れていません。その2 安全対策であります。貨物自動車運送事業法及び道路交通法はこれまで多く改正され適正化事業実施機関としてトラック運送事業者に安全に関する指導を行っているところで、我が業界の社会的責務を全うするため、今後も引き続き強力に推進し万全を期したいと存じます。その3 環境対策であります。自動車Nox・PM法の施行や自治体条例の施行に伴い、低公害車導入促進、輸送の効率化など地球温暖化問題については避けて通れない事柄でありますので今後も真剣に取り組んで参ります。その4 少子高齢化問題であります。最たる労働集約型産業であるなか、労働力確保は必須条件であります。今後、猛スピードで到来する少子高齢化に迅速に対応するため業界内の労務管理の整備など調査研究を推し進め、その対処策を講じなければなりません。上述の諸課題はいずれも当業界の最重点課題として、全会員が真摯な姿勢とたゆまない努力を積み重ね、更なる「安心。安全」な業界形成を確立しなければなりませんが、こうした課題を一つ一つ改善していくためには原価意識の再認識や輸送の効率化、そして安全を軸とした経営基盤の強化と、業界自らの活力と創意工夫が肝要であり、これらの整備体制が成就してこそ真の「社会との共生」と言えると存じます。私たちは協会創立60周年を契機としてさらに結束を固め、英知を結集して昨今の厳しい経営環境を克服し、遵法精神を貫徹するとともに公共事業としての重要性と使命を今なお自覚し、業界の発展と地位向上に総力をもって対処していかなければならないと決意を新たにしているところであります。終わりに関係各位の一層のご指導とご鞭撻をお願い申し上げますとともに、会員各位のますますのご繁栄を祈念いたしましてご挨拶といたします。

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