危機管理術
50/60

事例に学ぶこんな労務管理がトラブルに結びつきます!事故は運転者の不注意として賠償金は全額運転者に負担させている1予告なく、求償分を給与から差し引いている2商品事故でも、何か月間も無事故手当を削減している3事故の過失を公平に判定する会議などは開いていない4商品事故などが起こっても原因分析などに力を注いでいない5▼事故の賠償は一義的には、「企業責任」と確認して対処しましょう。これだけはやっておこう危機管理対策事故で被った損害を運転者から求償する場合は、就業規則に事故分担金規程等を設けて、運転者の代表と協定を結ぶ必要があります。求償は事故賞罰委員会等で判定基準を作り、過失程度に応じた公平な負担ルールに基づきましょう。また、賃金から分担金を控除する場合は「賃金控除規程」なども定め、運転者代表と協定を結んでおきましょう。ポイント①ポイント②就業規則の整備48第2章 労使間のトラブルを防ぐリスク管理のポイント

元のページ  ../index.html#50

このブックを見る