2012unkan
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皿運輸安全マジメントその他様式|安全対策をマニュアル化●対策会議で組織的取り組み交通事故は、ドライバーにとっても会社にとっても大きな損失をもたらします。交通事故を防止するためには、ドライバーと会社が一体となって安全対策に取り組むことが重要なポイントになります。そこで、ある会社の取り組みを紹介しましょう。●社内体制の確立社長を溌長とする交通安全対策会議を年4回開催し、購習会の実施や行動計画など年間安全教育計画の策定、交通安全の指示を行っています。また、営業所ごとに対策小委員会が組織されており、この委員会では毎月活動報告書を対策会溌に提出しています。万一事故が起こった場合は、事故速報がすみやかに対策会議に集約される体制が整っており、交通事故総括書をまとめ、分析を行っています。対策会議と小委員会の間が、密接な関係になっているため、社内に情報がスムーズに流れているのです。事故処理は任せきりにしなし事故処理は、事故起因者と営業所長を一体とし、被害者への見舞いや処理交渉など、事故後の処理はすべて事故起因者が営業所長と同伴すること妄原則とし、保険会社に任せきりにしていません。起因者を事故処理にあたらせたり、対策会調で事故起因者に事故の原因や対策の発表を行わ童ることにより、事故の再発防止、人格の成長を期待しているのです。また、研修制度も充実しており、新卒採用時には入社前に学校に通わせるなど、人材育成に余念ガありません。現場との情報の共有化が大切フォークリフトの事故が発生したとき、対策小委員会のメンバーから事故原因を分析した結果をボスターにし、掲示する案があがりました。その後、フォークリフトの事故は実際に減少しました。情報を管理者だけで止めてしまうことなく、現場に伝達し従業員の自主的な活動を支援することが、会社として大切なことです。現場との密接な関係が、マニュアルの推進・改善につながり、事故防止に役立っています。-69-この会社は、自動車部品をはじめ石油、食品なと様々な品物の輸送を行っており、全社員が環境保全一健康・安全について主体的に取組むことを目標として、作業マニュアルを作成・運用しています。交通安全対策会議

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