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78 (2) 飲酒運転防止のための留意点 【解 説】 ○平成23年5月から、点呼時に酒気帯びの有無を確認する際には、目視等で確認するほか、アルコール検知器を用いてしなければならないこととするという義務付けが施行されました。 ○飲酒は、車の運転に多大な影響を及ぼし、速度感覚が麻痺してスピードを出し過ぎる、気が大きくなって危険を危険と感じなくなり無謀な運転をする、視力が低下し視野も狭まるため信号を見落としたり計器類を見誤ったりする、反応時間が遅れたり的確なハンドルやブレーキ操作ができなくなる、意識がぼんやりしたり眠気が生じるなどの危険を招き、重大事故を起こしやすくします。 ○体内に入ったアルコールはすぐには消えません。個人差はありますが、アルコール1単位(下記参照)が処理されるのが、約4時間と考えられています。乗務前日は飲酒、酒量は控えましょう。 ○走行中は勿論のこと、休憩時や仮眠前の飲酒をしてはいけません。仮眠前に寝つきを良くするために飲酒する運転者も見られますが、これが酒気帯び運転を引き起こしています。仮眠前の飲酒の習慣を改善させましょう。 アルコールの「1単位」が消えるのが約4時間 NPOアルコール薬物問題全国市民協会(ASK)では、純アルコールを20gを含む酒類を「1単位」とし、これを体内で分解処理するには、約4時間かかるとの目安を提唱しています。 種類別の1単位の目安 ビール:500mℓ 日本酒:1合 ウイスキー:ダブル1杯 酎ハイ:350mℓ 焼酎:100mℓ ワイン:小グラス2杯 ポイント 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど車の運転に多大な影響を及ぼします。体内に入ったアルコールはすぐには消えません。乗務前日から、飲酒・酒量を控えましょう。 アルコール検知器 ■アルコール検知器として、高精度でアルコール濃度を 測定できるほか、カメラによる顔写真の記録、測定内 容の記録などができるものなどが販売されています。 また、遠隔地で測定できる携帯型のものもあります。 ■アルコールが残っているかどうかを、本人が自覚でき ていない場合もあるので、アルコール検知器による測 定は有効です。 資料提供:東海電子㈱

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