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71 ここまでのおさらい チェックシートⅨ 運行管理者のためのチェックポイント � 性格面で注意と診断された運転者には、どのような指導が効果的でしょうか? →□まずは好ましい点をほめる □注意の項目について説明します 「あなたの場合、注意の配分や動作の正確さ、判断・動作のタイミングは良いですね。とっさの場合に間違うといったことはなさそうですね。しかし、性格の面では、○○が不十分という結果が出ています。」 □注意点について、日頃の運転ぶりを振り返らせ、何が問題かを見つけ出します 「○○の項目が不十分の人は、△△になりがちと言われていますが、あなたは日頃の運転を振り返ってみてどうですか?」 □最後にまとめの助言をし、締めくくりでも褒めるべきところは褒め、かつ、注意すべき点はどこだという言い方をし、運転者に注意点を受け入れさせて、認識させる � 安全態度で注意と診断された運転者には、どのような指導が効果的でしょうか? →□安全態度は、マナーやモラルの良し悪しよりも、自分の運転ぶりの荒さに対する自己評価が主な内容です。プロの運転者への指導では、プロとしての自覚をあからさまに促すのではなく、「自己評価」である点を強調し、説明をすることが重要です 「運転が荒いという自己評価ですね。○○になりがちという評価になっています。安全に対する考え方が甘いということかも知れません」 □注意点について、日頃の運転ぶりを振り返らせ、何が問題か見つけ出します 「日頃の運転を振り返ってみて、○○についてはどうですか?ヒヤッとしたことはありますか?それは具体的にどんなことでしたか?」 □要因が、人間関係の悩みなどである場合もあるため、運転面だけでなく、それらについても聞き、助言をすることも必要です � 機能面で注意と診断された運転者には、どのような指導が効果的でしょうか? →□判断・動作のタイミングなどの機能面で問題がある場合は、タイミングが早すぎるせっかちな行動が問題となります □注意点について、日頃の運転ぶりを振り返らせ、何が問題かを見つけ出します 「判断・動作のタイミングがちょっと早過ぎるようですね。運転していて、動作が先走るといったことはないですか?」 □配慮すべきことを説明し、具体的な例を挙げて認識させることが必要です

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