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61 メールマガジン「事業用自動車安全通信」の事故・ヒヤリハット情報の活用 ■国土交通省では、メールマガジン「事業用自動車安全通信」で、重大事故の状況や運行管理での問題事例を提供して、日々の点呼等における安全教育に活用できるよう配信しています。 ■このメールマガジンにより配信される事故情報等が、他山の石として再発防止に活用され、安全対策の推進に役立てることができます。 ※メールマガジン「事業用自動車安全通信」アドレス :http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/anzenplan2009/mailmagazine.html ドライブレコーダ映像の活用 ■ドライブレコーダで得た情報の中には、事故やヒヤリハットなどの映像情報もあるでしょう。これらを教訓とするためにも、この情報を危険予知訓練に活かしていくことが必要です。 ■実際の事故事例、ヒヤリハット事例の前後の映像を比較し、事故前にはどのような危険が潜んでいることが予測できたか、回避できる運転とはどのようなものであるのかなどを運転者に実際の映像をもとに考えさせ、実体験に裏付けられた危険性を十分に理解させることが重要です。 ■【事例】 全国展開をしているN社では、一部支店から、ドライブレコーダを導入し、実際にあったヒヤリハットの画像データをもとに、危険予知トレーニングを実施しています。周辺の交通流や信号・交差点形状などを画像データから読み取り、そこにどんな危険が潜んでいるかを運転者に考えさせ、安全意識を向上させています。データは3ヵ月ごとに分析をし、さまざまな事例から、教育を行っています。また、ヒヤリハットマップも作成し、どのような危険があるのかを運転者に説明し、そこを通過するときには、事前に注意して徐行するよう指導しています。 イベントデータレコーダを活用したヒヤリハットの収集 ■イベントデータレコーダは、エアバックなど が作動するような事故において、事故前後の 車両の運動データや運転者の操作等を記録す る車載記録装置です。 ■エアバックが作動するような事故発生時に、 数秒間さかのぼって記録します。加速度、走 行速度、シートベルトの状態、ブレーキの状 態、アクセルの開閉状態などのデータが記録 されます。 ■「ドライブレコーダの映像を用いた危険予知トレーニング教材」 (独)自動車事故対策機構などでは、 ドライブレコーダ映像を用いた危険予 知訓練の教材を提供しています。 実際の映像に基づく訓練は、事故の 危険性を実感でき、また事故が起こっ た要因を深く検証できます。 資料提供:(独)自動車事故対策機構

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