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53 1.危険予測運転の必要性 【解 説】 ① 周囲の状況をよく見て、見えない危険を読む ○危険を予測するためには、まず、周囲の状況をよく見て把握し、さまざまな情報をつかむことが必要であることを認識させましょう。 ○また、見えないけれども危険が存在している可能性があり、この危険性の存在を考慮して走行する必要があることを理解させましょう。 ②道路を利用する歩行者や自転車などの特性をよく知る ○危険を的確に予測するには、道路を利用する歩行者や自転車など、それぞれがどのような動きをするのかの特性を知っておくことが重要であることを認識させましょう。 ③ 気象状況に潜む危険を知る ○気象条件により、同じ道路でも危険は異なります。気象状況に潜む危険を知っておくことが重要であることを理解させましょう。 ④ 先の状況に目を配る ○走行中には、前車の動きに注意するとともに、その先の状況にも目を配ることが重要であることを理解させましょう。 Ⅷ.危険の予測 及び回避 本章では、道路状況が運転に与える影響を整理するとともに、トラックの運転に関して生じるさまざまな危険について整理しています。 指導においては、危険予知訓練の手法を用いて、危険の予測及び回避の方法を理解させるとともに、必要な技能を習得させていくことが重要です。 【指針第1章2-(8)】指導のねらい 交通事故を招いているのは、運転者の不注意や安全確認の不履行なども大きな要因となっています。事故を起こさない運転をするためには、常に危険を予測することが重要であり、それを回避する運転をしていくことが必要であることを認識させましょう。 ポイント 事故を起こさない運転をするためには、「危険の予測」即ち、見えない危険を読む力をつける、気象状況や周囲の状況に目を配ることが必要であることを事故事例を説明等して理解させましょう。

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