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46 (2) 運行経路情報(道路・交通)の事前把握 【解 説】 ○ルート選択とともに、そのルートの道路事情、交通状況、気象状況など、事前に把握できる情報は、運行前に確認することが必要であることを認識させましょう。 ○特に、積雪などの気象状況については、事前に気象予報などを確認しておくことが重要であることを認識させましょう。 ○また、事故が発生しやすい交差点、ヒヤリハットの多い場所などについても、事前に確認し、その場所を走行する際には、十分に注意しながら走行させましょう。 デジタルタコグラフ等の運行経路情報の活用 ■デジタルタコグラフ機能とあわせて、GPS通信機能を装備することにより、運行経路、輸送状況(到着時間等)などのリアルタイムな動態管理を行えます。 ■このようなサービスでは、各運行の経路、輸送状況がわかるため、運行の経緯の検証ができ、これをもとに、次回の運行では、適切な運行経路を選択できます。 ■運転者がヒヤリハットに遭遇した場所をシステムに登録し、車両に配信すれば、その地点に近づくと警報で注意を促すことができます。ヒヤリハット情報の社内での共有化に有効です。 ■また、ヒヤリハット地点での警報などのサービスもあり、危険を回避するための情報となります。 ■【事例】 福岡県のF社では、運行軌跡の情報から運行ごとにルートの無駄を検証することで、常に最適なルートを選択しています。その他新人運転者に運行経路の教育などにも有効的に活用しています。また、リアルタイムで車両の位置情報が取得できるサービスにより、常に車両の状況が把握でき、遅延に対する顧客へのストレス軽減に加え、運転者もゆとりをもって運転することができ、結果、事故の低減へとつながっています。 ポイント 運行経路情報としては、道路事情、交通状況、気象状況などを把握しておくことが必要です。ヒヤリハットなどに遭遇した危険地点についても事前に把握しておくことが必要であることを認識させましょう。 資料提供:いすゞ自動車㈱

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