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423.タンクローリー運行上の注意事項 (1) タンクローリーの車両特性 【解 説】 ○積荷である石油類などの液体は、タンク内で動きやすいために、横転やジャックナイフ現象などが生じやすいことを理解させましょう。 ・カーブや交差点で急旋回するときには、遠心力で流体の積荷が外側に片寄ります。 ・急ブレーキや急発進などの急のつく運転をすると、前又は後ろに積荷が片寄ります。 ○タンクローリーは重心が高いことにより、横転危険性が大きい車両です。十分に注意し、慎重に走行することが大切です。 (2) タンクローリーの運行上の注意事項 【解 説】 ① 運行中の注意事項 ○ガス輸送の場合には、ガスの温度を常に40℃以下に保ち、ガスの温度の上昇を防ぐため、水をかけたり、日陰に停めるなどの対応が必要です。 ○繁華街や人ごみは避けて通行します。 指導のねらい 危険物輸送などに用いられるタンクローリーは、積荷が液体であるために、横転しやすい車両特性であることを認識させるとともに、運転にあたっての注意事項を確認させましょう。 ポイント タンクローリーは、液体を運搬していることから、タンク内で液体が動くことにより、横転やトレーラーの場合はジャックナイフ現象などの特有の現象を引き起こす原因となることを理解させましょう。 ポイント タンクローリーは、危険物を運搬している場合も多く、また横転の危険性が高いことから、十分に注意し、慎重に運行することが必要であることを認識させましょう。■積荷が動きやすい流体である場合 ①右カーブ前 ②右カーブ中 ③転倒の危険 ①前進中 ②急ブレーキ

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