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40 (2) 事故が起こった場合の対処 【解 説】 万が一、事故が起こった場合には、慌てずに適切な措置を行うことが肝心であることを認識させましょう。 ①事故発生時の応急措置…事故を大声で告げ、風上などの安全な場所に人を移動させ、ハザードランプと発炎筒で事故を知らせます。また、付近の可燃物を遠ざけます。 ②緊急通報…迅速・的確に情報を消防、警察に通報します(いつ、どこで、なにが、どうした、 イエローカード ・イエローカードは、消防法、毒物及び劇物取締法、高圧ガス保安法、火薬類取締法及び道路法で規制される危険物を輸送する場合や高圧ガス保安法の高圧ガスを輸送する場合に、品名別の注意事項等を記載した書面です。輸送中はこれを携行するようにしましょう。 ・イエローカードには、事故発生時の応急措置方法、緊急通報先、緊急連絡先、漏洩・飛散したときの対処方法、周辺火災のときの対処方法、引火・発火した時の対処方法及び救急措置方法が記載されています。 ポイント 危険物輸送で、万が一、事故が発生した場合には、危険物の流出、噴出を招き、最悪の場合には引火、火災、爆発により大惨事をもたらします。適切な処置を行い、被害を拡大させないことが重要であることを理解させましょう。 危険物積載車両の通行禁止区間(道路法) 水底トンネル区間は、危険物を積載する車両の通行が禁止されています。 道路法 第46条第3項 道路管理者は、水底トンネル(水底トンネルに類するトンネルで国土交通省令で定めるものを含む。以下同じ。)の構造を保全し、又は水底トンネルにおける交通の危険を防止するため、政令で定めるところにより、爆発性又は易燃性を有する物件その他の危険物を積載する車両の通行を禁止し、又は制限することができる。

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