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392.危険物輸送の基本事項 (1) 輸送にあたっての安全確認事項 【解 説】 危険物の輸送は、危険物取扱の資格を持った者(運転者又は同乗者)が行う運行です。危険物輸送にあたっては危険物取扱資格保有者の指示に従い、安全に対する心構えを持ち、安全確認を十分に行うことが必要であることを認識させましょう。 ○危険物取扱資格保有者は、安全運転は当然ですが、法令遵守、危険物の性状についての理解、資格に誇りを持つことが重要であることを認識させましょう。 ○危険物を輸送するときには、出庫前に十分な点検、確認を行うことが大切であることを認識させましょう。 ○石油類、高圧ガスの積卸場では、特に以下の注意事項を遵守することが必要であることを認識させましょう。 ・車から離れず、常に積卸しを監視しましょう。 ・指定された位置に車両を止めて、車輪止めを置きます。 ・火気、火花は厳禁です。また、静電気発生防止をしましょう。 車両備品 ・適合する所定の消火器 ・赤旗、赤色合図灯又は懐中電灯 ・メガホン ・車輪止め(2個以上) ・停止表示機材 ・必要工具 ・高圧ガスの場合には、上記のほかに、高圧ガス漏洩検知液又は石鹸水、皮手袋など 携行品 ・運転免許証 ・危険物輸送の場合、「危険物取扱者免状」 ・高圧ガス輸送の場合、「高圧ガス移動監視者講習修了証」 ・発荷主発行のイエローカード など 指導のねらい 危険物の輸送では、安全確認を十分に行うとともに、慎重な運転が求められます。運転者には、輸送にあたっての確認事項等を理解させることが必要であり、また万が一事故となった場合の対処方法も把握させておきましょう。 ポイント 危険物の輸送には、危険物取扱の資格が必要となります。運転にあたっては、安全確認を十分に行い、必要な備品、携行品を確認させましょう。

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