sidom02
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353.過積載の防止 (1) 積載量の制限 【解 説】 ○トラックに積める荷物の重さは、車両総重量と車両重量などとの兼ね合いから、車両ごとに決まってきます。これを最大積載量といい、これを超えた積載を行うことが過積載であることを理解させましょう。 ○車軸や車輪にかかる重さも決められています。軸重(1本の車軸にかかる重さ)は10tを超えてはならず、輪荷重(1つの車輪にかかる重さ)は5tを超えてはいけないことを認識させましょう。 (2) 過積載防止のために運転者に求められること 【解 説】 過積載運転をしないための運転者の心得を理解させましょう。 ○輸送実態としては、荷主の要請、給料への影響などにより、やむを得ず過積載運行を行っている運転者もいます。過積載が持つ危険性、社会への影響などを十分に認識させ、過積載はしてはいけないという意識を持つことが大切です。 ○明らかに過積載であると判断できる場合には、NOとはっきり断ることが大切です。それでも荷主側が対応しない場合には、強い態度で望んでよいということを認識させることが重要です。荷積み場所において積載量を超える場合は、運行管理者等に連絡させます。 指導のねらい 過積載を防止するため、積載量の制限について正確に理解させるとともに、運転者に過積載運転をしないための心得を認識させましょう。 ポイント 積載量の制限は、車両によって違います。正しく理解し、適正な積載量での運行を行うことが必要であることを理解させましょう。 最大積載量=車両総重量-(車両重量+乗車定員重量) ポイント 過積載運転をしないためには、積載の制限についての正しい理解が必要であるとともに、NOとはっきり断ることが必要であることを認識させましょう。

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