sidom02
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293.荷崩れ防止のための走行中の注意点 【解 説】 ① ハンドル操作をゆっくりと行います ○積荷は曲がろうとする反対の方向に積荷が飛び出そうとします。ハンドルはゆっくりと切るよう注意させましょう。 ○積載時、空車時、荷物の重心が後方にある場合など、状態に合わせた慎重なハンドル操作が必要であることを認識させましょう。 ○車線を変更する際にも、ハンドルは大きく切らないようにさせましょう。 ○高速道路走行中は、スピードが出ていますので、大きくハンドルの切り返しをしてはいけないことを認識させましょう。 ② 余裕をもった運転で、急ブレーキはかけないように気をつけます ○ハンドルを切りながら急ブレーキをかけると、車両は不安定な状態となります。車線を変更する際には、急ハンドルや急ブレーキをかけないようにさせましょう。 ○雨天時の急ブレーキは、スピンしやすくなります。また、空車時に急ブレーキは後輪がロックしやすく、制動距離が長くなります。雨天時、空車時には特に注意が必要であることを理解させましょう。 ③ 走行の途中で必ず固縛の状態を点検し、荷崩れを防ぐことが必要です ○おかしいと感じたらすぐ停止して点検させましょう。 ○高速道路では、2時間を目安に安全な場所で車を停め、固縛状態を点検させましょう。 ○一般道路では、4時間を目安に安全な場所で車を停め、固縛状態を点検させましょう。 ④ 高速道路では、特にしっかりとした固縛、積荷に配慮した運転などが必要です。 ○荷台の前部には隙間を作らず、補強枠を準備し、ロープでしっかりと固縛させましょう。 ○平ボディ車では、シート掛けの前又は後ろにロープ等で必ず積荷を固縛させましょう。 ○幌ボディやバン、ウイングの場合でも、ラッシングレール等を用いて荷崩れ防止措置を施させましょう。 指導のねらい 走行中に偏荷重や荷崩れを起こさないためには、どのような運転方法が必要であるかを確認し、安全輸送の注意点を認識させましょう。 ポイント 荷崩れが起こらないよう、慎重な走行をすることが必要であることを認識させましょう。 ○ハンドル操作はゆっくり。 ○余裕をもった運転で、急ブレーキはかけない。 ○走行の途中には必ず固縛の状態を点検します。 ○高速道路では特に固縛をしっかりとし、積荷に配慮した運転をします。

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