sidom02
30/108

22ここまでのおさらい チェックシートⅢ 日常チェックポイント � 大型車として、安全な運行を行う際に、特に気をつけるべきこととして何があげられますか? →□発進時には、死角における安全性を十分に確認します □内輪差に配慮して、ゆっくりと発進します □通行に関する標識等に注意して走行します □制動距離が長いことを考慮し、十分な車間距離を保つとともに、早めのブレーキを心がけます □交差点での右左折時には、内輪差に注意してゆっくりと通過しましょう � タイヤの空気圧は、高すぎても低すぎても危険です。空気圧が不足している場合、過多の場合に起こる現象にはどのようなものが挙げられますか? →□空気圧不足 ・過度の発熱によってセパレーションやコード切れを起こす ・高速走行時にはスタンディングウエーブ(*)現象が発生しやすくなる ・タイヤショルダー部の摩耗を早め、走行安定性が悪くなる ・走行抵抗が増し、燃料消費が大きくなる □空気圧過多 ・トレッド部が傷つきやすくなり、バーストやコード切れを起こしやすくなる ・タイヤがスリップしやすくなる ・トレッド中央部が早く摩耗する � 安全走行のためのスピードコントロールのポイントとしては何が挙げられますか? →□交差点は、車や人の交錯する危険が多く潜む場所です。スピードを落として走行しましょう □右折時のスピードが、横転事故を多く招いています。あらかじめ十分な減速をし、徐行して右折することが必要です □カーブでのスピード超過は、対向車線へのはみ出しや路外逸脱、横転などの原因となります。カーブの手前では、十分な減速を行うことが必要です □夜間の走行、高速道路の走行などは、周囲の見え方が一般の走行と異なり、スピードが実際よりも遅く感じやすくなります。スピード超過を起こさないよう、スピードメーターでの確認が必要です □わき道や路地から歩行者・自転車が飛び出してくると予測される場所では、あらかじめスピードを落としておくことが必要です □下り坂ではスピードが出やすいため、エンジンブレーキや排気ブレーキを活用してスピードをコントロールすることが必要です □雨天時などの路面が滑りやすいときには、ブレーキが効きにくくなるので、スピードを落とすことが必要です � トレーラの日常点検では、どのような確認事項が挙げられますか? →□カプラが連結しているか □2本のブレーキホースの接続はよいか □エアコックは開いているか □ジャンパケーブルが結合されているか □貨物の積み付けや固縛は適切であるか など *スタンディングウエーブ現象:高速道路での高速連続走行はタイヤへの負荷が大きく、空気圧が低下しているとタイヤのたわみ(変形)が大きくなります。連続したタイヤのたわみによりタイヤが発熱し、最後にはバーストしてしまいます。この現象を「スタンディングウェーブ現象」といいますが、バーストにいたらなくてもセパレーション(はく離)を起こすなどの危険があります。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です