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20② トレーラ特有の現象 ○ジャックナイフ現象 急ブレーキなどにより、連結車両であるトレーラは、トラクタとトレーラのバランスが崩れ、連結点で「くの字」の形に折れる“ジャックナイフ現象”が起こることがあることを理解させましょう。 ○トレーラスイング現象 トレーラの後輪がロックした場合などに、トレーラ後部がカーブの外側に流れる現象です。 ○プラウアウト現象 カーブなどでトラクタの前輪がロックした場合などに、トラクタとトレーラが一直線になり、車線をはみ出してしまう現象です。 (2) トレーラの安全運行 【解 説】 ① 確実な日常点検の励行 ○運行前の日常点検では、トラクタ、トレーラそれぞれについて点検するとともに、連結後の確認が必要であることを理解させましょう。 ② 緊締装置の確実なロック ○コンテナを荷台の緊締装置(ツイストロック等)でロックしないで走行することは、道路交通法違反です。ロックされていないトレーラからコンテナが転落する重大事故が発生しています。緊締装置を確実にロックするとともに、安全な速度での運行が必要であることを理解させましょう。 これを活用! 自動車安全運転センターが発行している「トレーラハンドブック」などを活用し、トレーラの特性について理解させましょう ポイント トレーラ特有の特性を理解し、安全運行にあたって配慮すべき点を確認して、慎重な運転を心がけさせましょう。 ○トラクタ、トレーラそれぞれを日常点検し、連結後の確認も必要です。 ○特有の現象を防ぐためには、急制動をおこさないことが大切です。 ○横転事故を防ぐには、スピードを出しすぎず、ブレーキには注意が必要です。 ○コンテナは、緊締装置のロックが必要です。 ジャックナイフ現象 トレーラスイング現象プラウアウト現象 道路方向 道路方向 道路方向 トラクタリアロック トレーラのタイヤロックトラクタフロントロック

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