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192.トレーラの特性に合わせた運転 (1) トレーラの特性 【解 説】 ① トレーラの車両特性 トレーラは、大型トラックよりもさらに内輪差が大きく、死角も大きいことから、ハンドル操作などに影響があります。また、急ブレーキにより特有の現象を起こすこともあり、慎重な運転が必要であることを理解させましょう。 ○一旦右に振ってから曲がった場合、トレーラの内輪差は非常に大きく、左折するときなどには、左側方の自転車、二輪車・原付などを巻き込むことがあります。 ○コンテナ等の積載物は重心が高く、またタンクローリーは積載物が液体で重心が揺れることから、横転しやすくなっています。 ○トレーラは死角も非常に大きくなり、左側方にいる自転車、二輪車・原付などの発見が遅れることがあります。 ○急なカーブでは、トラクタ部分は対向車線にはみ出さなくても、トレーラ部分がはみ出すことがあり、衝突の原因となります。 ○後退時には、ハンドル操作が他車種とは違う(曲がりたい方向と逆にハンドルを切る)ため、トレーラ部分が短いほどハンドル操作が煩雑となります。 指導のねらい トレーラは、連結車両であることから、トレーラ特有の特性があります。これを理解させ、慎重な運転を心がけるよう認識させましょう。 ポイント トレーラは、トラクタとトレーラを連結した車両の一般的な名称です。ブレーキもトラクタ部分とトレーラ部分に作動するものが幾つかついていることなどを理解させましょう。 ○内輪差が非常に大きく、左側方の二輪車・原付などを巻き込みやすい。 ○重心が高く、横転しやすい。 ○死角が非常に大きく、左後方の二輪車・原付などの発見が遅れることがある。 ○カーブでははみ出しが大きくなります。 ○後退時には、ハンドル操作が他車種とは違います。 ○ジャックナイフ現象、トレーラスイング現象、プラウアウト現象などのトレーラ特有の現象を生じる恐れがあります。 外輪差 内輪差

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