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43.安全運行の心構え (1) トラックの運転が他の運転者に与える影響の大きさ 【解 説】 トラックは、大きい車体であるがゆえ、強者意識が募りやすいものです。幅寄せ、あおりなどの威圧的な運転や嫌がらせの運転はせず、強いからこそ相手の立場に立った運転が求められることを認識させましょう。 (2) 模範となる運転者としての心構え 【解 説】 ① 思いやりと譲り合いの気持ちを持つ 道路を安全に利用するため「交通ルール」が定められていますが、ルールを守っていくためには、お互いの「思いやり」や「譲り合い」の気持ちが必要であることを認識させましょう。 ② 油断や過信をしない 「毎日通っているから」といった油断や、「自分は運転がうまい」などの過信は、安全運転の基本を失います。プロであるからこそ、日々緊張感を持ち、初心を忘れない運転が必要であることを認識させましょう。 ③ 急ぎやあせりを抑える 急いだり、あせったりという運転は、スピード超過、強引な追越し、一時停止の無視などの危険な運転をしがちです。気持ちを抑え、安全運行を第一とすることが大切であることを認識させましょう。 ④ カッカしたり、カリカリしたりしない 興奮している状態は、的確な判断力が低下し、強引な運転をしがちです。冷静な気持ポイント トラックは、一般乗用車の運転者などから見れば、車体の大きさ、長さなどの違いから、恐怖の対象と見られかねません。こうした他の運転者に与える影響について認識させ、おごらず、相手の立場に立った運転を心がけさせましょう。 指導のねらい トラック運転者の社会的役割、また事故を起こした場合の影響などを認識し、安全運行を心がけることは模範となる運転者の使命であることを認識させましょう。 ポイント トラック運転者は、プロの運転者であるからこそ、模範となる運転者として、他の運転者の手本となるべき、安全でマナーの良い運転を心がけさせましょう。

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