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92 ●車載式故障診断システム(OBD) ○車載式故障診断システムは、車両自身が異常(突発的故障)を検知・監視し、異常発生を警報表示で運転者に知らせ、また故障内容を記録するシステムです。 ●イベントデータレコーダー(EDR) ○イベントデータレコーダーは、エアバック等が作動するような事故において、事故前後の車両の運動データや運転者の操作などを記録する車載機器です。 (2) 主な運行管理支援機器の機能 自社の事業実態に合わせた運行管理支援機器の選定が必要ですが、選定にあたっては、導入によって得られるデータの指導・監督への活用も視野に入れ、検討していくことが重要です。 ●各種機能の同時登載 運行管理支援機器には、前述のようにさまざまな種類がありますが、数種類の機能が同時搭載されている機器もあり、容易に活用できる工夫が進んでいます。 ●場面にあわせたデータ活用 ○安全運転を管理する基本情報の取得 毎日の運行の記録には、運転者の運転状況に関するさまざまなデータが取得されます。日々の運行管理において、運転者のくせや安全に対する意識、経済走行の認識などを点呼時の指導などに活用できます。 ○データ解析に基づく指導・監督 毎日の運行記録では、基本的な注意事項などに活用できますが、これらのデータを解析し、運転を評価するシステムが付帯されている機器が多く、このようなデータは、安全会議などの定期的な指導に効果的に活用することができます。 ○リアルタイム情報を活用した動態管理 GPS機能の付加により、リアルタイムの車両の情報も取得できますが、この情報は、事故時などの迅速な対応に活用できるほか、延着予防などの管理が可能となり、安全で確実な輸送が実現されます。 ドラレコ機能 ・映像記録 ・加速度、ブレーキなど 各種センサーの付加 ・ドアの開閉 ・温度管理 ・ETCによる道路種別の認識 EMS機能 ・急発進、急加速、急減速 ・最高速度 ・アイドリング時間 ・エンジン回転数 GPS機能 ・位置情報 ・走行ルート デジタコ機能 ・基本機能(時間・走行距離・走行速度) ・付帯機能(運転時間、休憩時間、休息期間等)

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