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2 2.計画に基づく体系的な指導及び監督の実施 運転者に対する適切な指導及び監督を継続的に実施していくには、それぞれの運転者の特性に応じた指導及び監督を、以下の手順を模範にしながら、計画的に実施することが有効です。これにより、網羅的な指導及び監督が可能となります。 2.1 運転者毎の特性の把握 運転者に対してどのような事項に着目して指導及び監督を行うべきなのかを見出すためには、各運転者の普段の運転の傾向や健康状態をつかむことが必要です。運行データ、健康診断記録などから運転者毎の特性を把握しましょう。 ○運転者の運転傾向について把握するため、適性診断の結果を活用することが効果的です。 ○映像記録型ドライブレコーダやデジタルタコグラフ(デジタル式運行記録計)を車両に装着することにより、運転者自身の運転の状況、さらには事故や、ヒヤリハット(運転中に他の自動車又は歩行者等と衝突又は接触する恐れがあると認識した事例)のデータを活用できます。 ○健康診断の結果などにより、運転者の疾病等の状況についても把握しましょう。 (1)運転者毎の特性の把握(2.1参照) ○適性診断結果 ○ドライブレコーダ・デジタルタコグラフによる運転傾向 ○健康診断結果 (2)運転者毎の重点項目の設定(2.2参照) (3)指導及び監督の実施計画の作成(2.3参照) (4)特定運転者に対する指導(2.4参照) 事故惹起運転者・初任運転者・高齢運転者■一般的な指導及び監督の内容(適宜見直しが必要) (第2章参照)Ⅰトラックを運行する心構え Ⅱ.トラックの安全運行のために遵守すべきこと Ⅲ.トラックの構造上の特性 Ⅳ.貨物の正しい積載方法 Ⅴ.過積載の危険性 Ⅵ.危険物を運搬する場合に留意すべき事項 Ⅶ.適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況Ⅷ.危険の予測及び回避 Ⅸ.運転者の運転適性に応じた安全運転 Ⅹ.交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因とこれらへの対応 ⅩⅠ.健康管理の重要性 (5)運転者の理解を深める指導及び監督の実施(2.5参照) 指導を行うとともに、どの程度指導内容を理解しているかを監督する (6)指導の内容を運転者に理解させるための手法の活用 (2.6参照)運転者自らが考えることにより、指導の内容を理解できるよう工夫する (7)点呼等における日常的な指導及び監督の実施(3.参照) 日常的に実施する点呼等において必要な指導及び監督を実施する

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