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12 とり休憩時には軽く身体を動かす、2時間に1回、15分以上の休憩をとるなどの過労とならない運転を心がけることが必要であることを認識させましょう。 また、日常生活も運転に影響を及ぼします。健康管理を怠らないだけでなく、疲労や悩みを運行に持ち込まないよう、過労による事故事例を説明する等して認識させましょう。 (3) 飲酒運転防止のための留意点 体内に入ったアルコールはすぐには消えません。乗務予定を正確に把握し、乗務前日からは飲酒、酒量を控えることが必要なことを認識させましょう。 ⅩⅠ.健康管理の重要性【指導・監督指針第1章2-(11)】【応用編第1章ⅩⅠ】 (1) 健康起因の事故と健康管理の必要性 疾病が要因の交通事故が多くなっています。特に、脳や心臓の疾患、糖尿病などを要因としている事故が多く、心臓疾病は運転者の死亡率も高くなっています。また、眠気を招く薬の服用による事故も起きています。このような疾病が交通事故の要因となる恐れがあることを理解させましょう。 健康管理のためには、定期的な健康診断の受診義務を徹底させ、注意事項が指摘された場合には、必ず適切な治療をするよう指導しましょう。 (2) 健康管理のポイント 心身の健全を保つと同時に、プロの運転者として規則正しい生活を心がけ、自己の健康を管理していくことが大切であることを認識させましょう。 運行管理者は、運転者に対して、疾病の運転に対する影響、体調の異常を感じた場合の対応などについて指導の徹底を図っていくことが必要です。

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