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11 ■疲労蓄積度自己診断チェックリスト&自己診断チャート (社)全日本トラック協会のHPでは、運転者自身がチェックできる、トラック運転者用の疲労蓄積度自己診断チェックリスト&自己診断チャートを掲載し、診断結果が出るようになっています。 (http://www.jta.or.jp/member/hiro/index.html) るのかを理解・確認させ、危険への配慮とともに、慎重な運転をすることで事故を回避する運転ができることを認識させましょう。 (3) 危険予知訓練 「危険予知訓練」は、実際に、トラック運行の交通場面から、どのような危険があるか、どのような運転をすればよいのかを考える訓練です。集団教育等に活用し、運転者に危険回避方法などを指導しましょう。 Ⅸ.運転者の運転適性に応じた安全運転【指導・監督指針第1章2-(9)、第2章4】【応用編第1章Ⅸ】 (1) 適性診断の必要性 「運転者適性診断」は、事故惹起運転者、初任運転者、高齢運転者が受診することが義務付けられています。また、一般運転者に対しても、運転者のくせを科学的に測定できることから、運行の安全確保に役立っています。運転者の診断を徹底して励行させ、診断結果を日々の指導や教育時などに活用するとともに、運転者には結果を真摯に受け止め、自覚させましょう。 (2) 適性診断結果の活用方法 運転者適性診断の結果は、それぞれの運転者が適性に応じて、配慮すべき事項はさまざまとなります。診断結果を活かして、自分のくせを理解・克服するよう、指導・監督を行っていくことが必要です。 Ⅹ.交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因とこれらへの対処方法 【指導・監督指針第1章2-(10)】【応用編第1章Ⅹ】 (1) 交通事故の生理的・心理的要因 事故の原因となる生理的・心理的要因としては、過労状態であること、飲酒、運転技能への過信、あせる気持ち、興奮状態などさまざまであり、どういう状態がこのような要因を生むのか、運転にどのような影響を及ぼすのかを事故事例を説明する等して理解させましょう。 (2) 過労運転防止のための留意点 「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に規定されている拘束時間・休息期間を遵守するとともに、早めの休憩をこれを活用! (独)自動車事故対策機構(http://www.nasva.go.jp/fusegu/tekisei.html)、ヤマト・スタッフ・サプライ㈱(http://www.y-staff-supply.co.jp/safety/)では、適性診断結果の活用講座などを実施しています。

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