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10 ■ドライブレコーダの映像を用いた危険予知トレーニング 実際の映像に基づく訓練は、事故の危険性を実感でき、また事故が起こった要因を深く検証できます。 (2) 危険物輸送の基本事項 危険物の輸送には、危険物取扱の資格が必要となり、運転にあたっては、安全確認を十分に行い、必要な備品、携行品を確認することが必要であることを認識させ、万が一、事故が発生した場合には、適切な処置を行い、被害を拡大させないことが重要であることを、事故事例を説明する等して理解させましょう。 (3) タンクローリー運行上の注意事項 特に、タンクローリーは、危険物を運搬している場合が多く、また横転の危険性が高いことから、十分に注意し、慎重に運行することが必要であることを、事故事例を説明する等して認識させましょう。 Ⅶ.適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況 【指導・監督指針第1章2-(7)】【応用編第1章Ⅶ】 (1) 適切な運行経路の選択と経路情報の把握 安全な運行を行うためには、運行前に道路状況、気象状況、ヒヤリハット等の危険地点などの情報の入手、安全な経路の検討などを行う必要があることを理解させ、適正な運行経路の選択を行うことの重要性を認識させましょう。 (2) 許可運送における経路選択 許可運送は、規定法令の制限を超えた積載物を運送するため、特殊な運行となり、許可証の携行、指定条件の遵守、道路状況の事前確認などが必要であることを認識させましょう。 Ⅷ.危険の予測及び回避【指導・監督指針第1章2-(8)】【応用編第1章Ⅷ】 (1) 危険予測運転の必要性 事故を起こさない運転をするためには、「危険の予測」即ち、見えない危険を読む力をつける、相手の特性を理解する、気象状況や周囲の状況に目を配るなどを行うことが必要であることを、事故事例等を説明して認識させましょう。 (2) 危険予測のポイント 道路には、歩行者、自転車、二輪車、原付、他の車両などが行き交っていますが、それぞれの行動特性を理解することで、走行時に配慮ができ、事故を回避する運転ができることを認識させましょう。 また、悪天候や夜間においては、運転におけるリスクが生じます。どのようなリスクがあ資料提供:(独)自動車事故対策機構

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