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5 2.4 特定の運転者に対する指導 特定の運転者(事故惹起運転者・初任運転者・高齢運転者)については、一般的な指導とあわせ、それぞれ特定の内容による指導を適性診断の結果を踏まえて実施することが必要となりますので、これらについても、指導のための計画を作成しましょう。 事故惹起運転者 事故を引き起こした後、再度トラックに乗務させる前に特別な内容で指導をする必要があります。 初任運転者 初めてトラックの運転者に選任する前に特別な内容で指導をする必要があります。 高齢運転者 適性診断結果が判明した1ヶ月以内に、適性診断結果を踏まえ、身体機能の変化、安全な運転の方法などについて指導をする必要があります。 2.5 運転者の理解を深める指導及び監督の実施 指導の内容に対する運転者の理解を深めるためには、運転者に対して網羅的な指導が実施されているか、運転者が指導の内容を理解しているかを確認することが重要です。 ○運転者の理解を助けるため、指導をわかり易く行うだけでなく、運転者が指導の内容をどの程度理解しているかを常に監督し、必要に応じて更なる指導を行うことにより、運転者に対して指導した内容が実施されることを確実なものとしましょう。 ○運転者に対して行った指導及び監督の内容を記録して保存し、運転者が継続的に指導及び監督を受けることが確認できるようにしましょう。 2.6 指導の内容を運転者に理解させるための手法の活用 運転者に対して指導を行う際には、単に講義を行うだけでなく、運転者自らが考えることにより、指導の内容を理解できるように工夫することが必要です。 ○交通事故については、事例を取り上げ、その発生要因及び再発防止のための取組みについて、イラスト、映像等の運転者の事故の発生状況についての理解を助けるための教材を用いて、運転者を少人数のグループに分けて話し合いをさせることが有効です。 ○車両の特性については、実際に車両を用いて、トラックの車高、視野、死角、内輪差、制動距離等について認識させることが有効です。

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