201801
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(7)18-1コールの早期改修に努めてまいります。<自動車登録関係業務> 最近の国内における新車の販売状況について(一社)日本自動車販売協会連合会の調査統計によりますと、登録自動車と軽自動車を合わせました平成28年度の新車販売台数は、対前年比2.8%増加し507万台となり、3年ぶりに増加へと転じております。 今後、消費税の増税の動きや車体課税の見直しなどが販売に及ぼす影響についても注視する必要があると思われます。 また、自動車ユーザーの登録手続きの負担軽減及び行政事務効率化の観点から導入が進められているワンストップサービス(OSS)につきましては、関係機関に対し、問題点・課題等を協議・検討しながら導入に向けた取り組みを進めてまいります。 このほか、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックの特別仕様柄入りナンバーについて昨年より交付が始まりました。今後、地方版柄入りナンバーの交付が行われる事になっておりますが、京都府においても導入の意向が示されたところです。今後交付が円滑に行えるよう準備を進めてまいります。<海事関係業務> 海上における安全と良好な労働環境の確保及び海洋環境の保全のため、船舶検査等を適確に実施するとともに、旅客船や内航貨物船等に対しては、救命・消防等の設備や労働環境の維持及び緊急時の対応訓練が適切に実施されているかなどを確認する立入点検を実施してまいります。また、小型船舶の甲板上でのライフジャケット着用が2月から義務化されることに伴い、広く周知啓発を図ってまいります。さらに、我が国に寄港する外国船舶に対しても適確に立入検査(ポートステートコントロール)を実施し、船舶の安全と船員労働環境の確認及び海洋汚染の防止等に努めてまいります。 京都舞鶴港は国際海上コンテナ、国際フェリー・国際RORO船及び外航クルーズ(背後観光地クルーズ)の日本海側拠点港に選定されており、平成28年の貨物取扱量は7年連続して1,000万トンを超え、コンテナ取扱量も関係者の商社など貿易関連会社への積極的なポートセールスにより、初めて10,000TEUを超えました。また、外航クルーズ客船も39回入港するなど地域経済の活性化に寄与するものであり、関西経済圏における日本海側の玄関港として、一層の発展が期待されております。 支局としても、引続き、自治体や関係機関・団体等と連携を密にし、港湾及び京都府北部地域の活性化が図られるよう、出来る限りの協力をしてまいりますとともに、海洋レジャーの振興や海事思想の普及に取り組んでまいります。<労働力及び人材確保> 運輸事業における労働力不足は顕著であり、労働力確保は喫緊の課題となっているため、特に若年労働者や女性が就職先として選ぶような認知度・イメージの向上や高等学校を訪問して行う出前講座、各職種のPR等を行い、運輸事業を志向する若者を増加させる取り組みや、長期的視点に立って小・中学生を対象に運輸事業の重要性を理解させる取り組みに努めてまいります。 自動車整備士の人材確保の課題については、高校訪問や、人材確保に関するイベントなどを通じて、自動車整備士の仕事をPRしていますが、引き続き、学校訪問や女性の労働力活用、整備振興会等で取り組まれている職場体験プログラムなどを通じて、将来の自動車整備士の確保・育成に努めてまいります。 また、物流分野の労働力不足への対応については、昨年は総合就業支援機関等と連携し、人材確保に向けた取り組みを実施しましたが、引き続き関係機関等との連携により人材確保に向けた取り組みを支援してまいります。 以上、新しい年を迎え、当支局業務について所信を申し上げましたが、交通運輸・観光の分野における様々な課題に対し、関係者の皆様と密接に連携しながら職員一丸となり、安全・安心な社会の構築、豊かで快適な生活、活力ある京都を実現させていきたいと考えております。 この一年の、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げるとともに、当支局の業務遂行に関し、一層のご支援、ご協力をお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

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