201801
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(1)18-1 新年明けましておめでとうございます。輝かしい平成30年の新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。会員事業者の皆様をはじめ、関係各位には平素から格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年の我が国経済は、円安・株高により全体的には景気回復基調で推移して参りました。 我がトラック運送業界においては、貨物輸送量は増加傾向にあるものの、一方では車両不足やドライバー不足が深刻化するなど、事業環境は依然として厳しいほか、軽油価格が上昇傾向を示す中で、運賃価格の改善が見られず、コスト改善効果を十分享受できておりません。 こうした現状を少しでも打開するため、国の働き方改革の一環として国土交通省では運送の対価としての「運賃」及び運送以外の役務等の対価としての「料金」を適正に収受できる環境を整備するため貨物自動車運送約款が改正されました。これにより荷主に対して適正な運賃・料金の収受を働きかけていただき、ドライバーの給与改善が図られる機会としていただければと思う次第であります。 また、国が労働生産性の向上を図るため政策を講じることとしており、中でも貨物集配中の車両に係る駐車規制の見直しが来年度検討されます。協会としても駐車規制の見直しを積極的に要請し実現していきたいと考えております。 税制面では全日本トラック協会との協調により、高速道路料金における大口・多頻度割引最大50%の継続や軽油引取税を含む自動車関係諸税の軽減、自動車税における環境性能割課税の導入等を、国並びに国会議員に対して強く求めてまいります。 本年においても引き続き一層の推進に努力してまいります。1.安全対策について 「トラック運送事業における総合安全プラン2020」にある平成32年目標(全ト協)として「交通死亡者数、200人以下」、「人身事故件数、12,500件以下」、「飲酒運転事故件数、飲酒運転ゼロ」に基づき、交通安全研修会、運転技術の向上を図るトラックドライバーコンテストを開催したほか、助成事業として、ドライブレコーダ、バックアイカメラ等の安全装置、その他交通安全関連機器の導入促進を図ったところであり、本年も引き続き助成の充実に努めてまいります。 例年実施しております11月から1月末の3ヶ月間、約5千人の参加者が無事故無違反の達成を目指す「KTKラリー」は、今まさに取り組んでいるところですが、参加者のみならず全てのトラックドライバーが、常に無事故・無違反を達成できるよう、より一層の努力をお願い申し上げます。平成30年 年頭のご挨拶

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