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17-12(2)「トラック運送事業者のための人材確保セミナー」を開催「トラック運送事業者のための人材確保セミナー」を開催 平成29年11月7日(火)13:30から京都自動車会館(京都市伏見区)において、当協会会員事業所から経営者および管理者の方々36名の参加により「トラック運送事業者のための人材確保セミナー」を開催いたしました。 本セミナーは、(公社)全日本トラック協会内山成彦経営改善事業部次長の司会により開会し、第1部では、「人材確保対策」をテーマとして、講師の小坂真弘氏(税理士、日本PMIコンサルティング(株)代表取締役)、第2部では、「京都ジョブパークの企業の人材確保に係る相談、求職者の就職相談の取り組みについて」をテーマとし、温井直樹氏(京都ジョブパーク企業支援センター事業推進員)から講演をいただきました。 〔第1部:人材確保対策〕  ・ トラック運送業界では、平成22年頃までは採用基準が高くなければ比較的容易に人材を確保できたが、現在は人材を確保することが困難な時代となっている。  ・ 人材を採用するにあたっては、即戦力としての人材が必要であるため経験者を優先的に採用する傾向にあるが、新卒者や未経験者の採用を積極的に行い、自社の教育プログラムの中で育てた人材の定着化を図ることが会社の発展にも繫げることができる。  ・ 良質な運転者の確保は、法令を遵守し人材が集まる対応策を検討することが望まれている。  ・ 人材の募集方法は、自社の社員からの紹介、ハローワークでの募集、求人誌、雑誌や新聞求人広告やSNSの手法を組み合わせることが有効である。  ・ Facebook・ブログといったウェブについて活用することも有効な手段である。  ・ ハローワークの相談員の方との信頼関係を構築することも重要である。  ・ 面接に関しては、採用すべき人物かの見極めや採用を決める際の注意点。  ・ 新卒者、女性、高齢者の雇用促進については、それぞれのメリットやデメリットを理解している必要がある。  ・ 採用にあたっての準備や課題、社内体制の整備、入社後の教育・育成や定着率を高めるため、就業規則の整備や賃金体系や規程の見直し、人事評価など魅力ある職場づくりを実施し、そして何より社員と親睦会などを通じて精神的な絆づくりで定着化を図るなど社員を大切にする社風を構築することが大切である。 〔第2部:京都ジョブパークの企業の人材確保に係る相談、求職者の就職相談の取り組みについて〕  ・ 人材確保対策として、セミナーの開催や就職説明会を開催している。  ・ 求職者へのトラック運送業界へのアンケートの実施や運輸業界への応募状況などの集計を行っている。  ・ 就職希望者への企業斡旋を行っている。全ト協 内山次長温井事業推進委員小坂講師

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