201705
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(1)17-5京都府高速道路交通安全連絡協議会 平成29年4月10日(月)13時30分から、新・都ホテル(京都市南区)において「春季交通安全講習会」を開催しました。 金井清治協議会会長からは、「4月6日から15日まで春の全国交通安全運動が実施される。昨今、高速道路上での交通事故は、追突事故が全体の約7割を占めいている。また最近では、認知症あるいは認知症の疑いがある高齢ドライバーが進行方向とは逆に走行するいわゆる「逆走」による事故が発生しており、高速道路上での事故となると被害は甚大となる為、運行管理、整備管理の体制より一層確認し、事故防止に努めていただきたい。」とのあいさつがされた。 続いて、京都府警察本部 高速道路交通警察隊 隊長 前田昭人様から「京都府下における交通事故発生件数、負傷者数は大きく減少するものの、死者数は残念ながら増え、4月3日京都市長から、交通死亡事故多発警報が発令され、それに伴い交通事故死亡事故抑止特別対策の実施しているところである。とりわけ高速道路上では、緊急時3原則(①路上に立たない、②車内に残らない、③安全な場所に避難する)の遵守をお願いしたいとのあいさつをいただきました。 引き続き有限会社日本リスクマネージメント研究所 代表取締役所長 山田幸洋氏より、「重大事故に学ぶ安全運行の鉄則 3M(人・物・管理)要因のリスク分析から」と題し、交通事故防止についてご講演をいただきました。 講演では、重大事故事例として2016年1月発生の軽井沢スキーバス事故をとりあげ、3つの要因リスクを分析して、「①人では、運転士の状況、適性診断結果、事故時の運転、②物・車両では、床面に大きな穴、錆びた部分が多いなど非常に危険な状態、③管理では、経済規制緩和の負の側面として、素人集団が事業運営し、安全監理、運行管理が欠落し、安全運行の鉄則である、ドライバーの教育訓練がなされていなかったと指摘されている。まとめとして、半世紀近くの経験・体験から日々3S・5Sが確実に行われている事業所に事故・倒産はなく、事業主・管理者・担当者現場に至るまで要となる人がいて、普段の努力と継続の力の積み重ねが、安全と安心、ひいては事業を守る礎になる。」と講演され、出席されている会員の管理者の方々は真剣に聴講されておりました。京高安「春季交通安全講習会」を開催速道路上での事故となると被害は甚大となる為、運行管理、整備管理金井会長前田隊長山田講師

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