201611
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16-11(10) 次回大会の開催地ブロックを代表し、須藤弘三東北六県トラック協会連合会長(宮城県トラック協会会長)から、来年は東北ブロックが当番として平成29年10月3日(火)に宮城県仙台市で第22回全国大会を開催する予定であり、万全に準備を整えてお待ちするとの挨拶がありました。  続いて、菅埜元晴鳥取県トラック協会副会長の発声で力強くガンバローコールが行われ、最後に、壺坂須美男岡山県トラック協会会長が閉会の辞を述べ、全体会議を終了しました。 大会決議 私たちトラック運送事業者は、我が国の国民生活、産業活動を物流面で支えるとともに、本年4月に熊本地方で発生した地震においては、業界が一丸となって救援物資輸送にあたり、国民の皆様から高い評価をいただいた。 しかしながら、少子高齢化に伴う若年労働者不足が顕在化し、人材の確保が急務となる一方、多くの事業者が再生産可能な運賃収受ができず、厳しい事業経営を強いられている。 また、2年目を迎え全国に設置されている「トラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会」ではパイロット事業がスタートし、手待ち時間の削減方策や附帯業務の有償化方策等具体的な成果が出るよう、トラック運送業界の総力を挙げて、取り組んでいかなければならない。 我々は、今後とも、交通事故防止や環境保全に率先して取り組み、社会との共生を図りながら、トラック運送業界の叡智と総力を結集して、これら当面する諸課題に勇気と英断をもって果敢に対応していかないればならない。 このため、本日、第21回全国トラック運送事業者大会にあたり、我々は、本大会の総意をもって、以下のとおり決議する。 1、取引環境の改善及び長時間労働の縮減を図ろう1、高速道路料金における大口・多頻度割引最大50%の恒久化を実現しよう1、参入基準の厳格化等規制緩和の見直しを促進しよう1、原価管理に基づく適正運賃を収受しよう1、交通・労災事故の防止及び環境・省エネ対策を積極的に推進しよう1、中型免許の導入に伴う高校新卒者等の人材確保を図ろう1、自動車関係諸税の簡素化・軽減を実現しよう1、適正化事業の推進による法令遵守を徹底しよう1、大規模災害発生時における緊急輸送体制を確率しよう右、決議する。平成28年10月6日 第21回全国トラック運送事業者大会 次いで来賓挨拶に移り、石井啓一国土交通大臣の代理として出席された藤井直樹自動車局長と平井伸治鳥取県知事から、それぞれ業界への激励と期待の言葉が述べられました。  続いて、記念講演会に移り、山口県萩市でお酒造りを行っている(株)澄川酒造場の澄川宜史社長から、「東洋美人の酒造り」と題して講演が行われました。  江戸時代から200年続く造り酒屋の4代目として生まれ、東京農大の醸造学科を出て酒屋を嗣ぐために実家に戻ったものの、日本酒離れによりお酒が売れない状況が続き、存続の危機に陥る中、「美味しいお酒を造れば絶対に売れる」との信念で酒造りに取り組み、遂には日本酒市販酒コンテスト「酒コンペティション」で3年連続第1位を獲得するに至った経験談を熱く語られました。 記念講演の終了後、全体会議を再開、鳥取県トラック協会の涌本知彦青年部事業部会長から「大会決議」が読み上げられ、全会一致で採択されました。

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