201602
19/24

16-2(18)善とともに、労働者自身が安全意識を高め、労働災害防止活動に積極的に参加することが不可欠である。このため、事業者に対し、「転倒災害は労働災害であること」の理解を促すとともに、労使が一体となって、職場の安全意識が醸成・浸透されるよう意識啓発を図り、厚生労働省と各労働災害防止団体がそれぞれ自らの強みを生かして、以下の対策を展開する。(1)厚生労働省の実施事項(― 省 略 ―)(2)各労働災害防止団体の実施事項 (― 省 略 ―)5 実施者の実施事項(1)重点取組期間に実施する事項① 2月の実施事項ア 安全管理者や安全衛生推進者が参画する場(安全委員会等)における転倒災害防止に係る現状と対策の調査審議 イ チェックリストを活用した安全委員会等による職場巡視、職場環境の改善や労働者の意識啓発② 6月の実施事項職場巡視等により、転倒災害防止対策の実施(定着)状況の確認(2)一般的な転倒災害防止対策① 作業通路における段差や凹凸、突起物、継ぎ目等の解消② 4S(整理、整頓、清掃、清潔)の徹底による床面の水濡れ、油汚れ等のほか台車等の障害物の除去 ③ 照度の確保、手すりや滑り止めの設置 ④ 危険箇所の表示等の危険の「見える化」の推進 ⑤ 転倒災害防止のための安全な歩き方、作業方法の推進 ⑥ 作業内容に適した防滑靴やプロテクター等の着用の推進 ⑦ 定期的な職場点検、巡視の実施 ⑧ 転倒予防体操の励行 (3)冬季における転倒災害防止対策 ① 気象情報の活用によるリスク低減の実施 ア 大雪、低温に関する気象情報を迅速に把握する体制の構築 イ 警報・注意報発令時等の対応マニュアルの作成、関係者への周知 ウ 気象状況に応じた出張、作業計画等の見直し ② 通路、作業床の凍結等による危険防止の徹底 ア 屋外通路や駐車場における除雪、融雪剤の散布による安全通路の確保イ 事務所への入室時における靴裏の雪、水分の除去、凍結のおそれのある屋内の通路、作業場への温風機の設置等による凍結防止策の実施ウ 屋外通路や駐車場における転倒災害のリスクに応じた「危険マップ」の作成、関係者への周知エ 凍結した路面、除雪機械通過後の路面等における荷物の運搬方法、作業方法の見直し

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 19

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です