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(5)15-1近畿運輸局京都運輸支局長 阪 部  光 雄 新年明けましておめでとうございます。平成27年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。 昨年は、「平成26年8月豪雨災害」により、福知山市においては2年連続での大規模な洪水被害に見舞われ、自動車関係事業者の皆様にも多くの被害が発生しました。国土交通省においては、復旧・復興、観光等の産業に対する被害の防止等種々の取組みに努めてまいりました。支局においては、南海トラフ巨大地震等の発生時における防災・危機管理対応について、実践的訓練を重ね的確な対応ができる体制を構築するとともに、大規模災害発生時には、ターミナル駅等において多くの帰宅困難者が発生することから、関係自治体とともに帰宅困難者対策の検討を進めてまいります。 一方、国民生活及び経済活動にとって不可欠な基盤である交通に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための「交通政策基本法」の成立を受け、当支局としましても、改正・施行されました「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」と併せて、公共交通の安全・安心の確保、地域公共交通の確保維持、観光の振興を通じた京都経済の活性化に向け、国民の多様なニーズに的確に対応しながら、様々な課題に積極的に取り組んでまいります。 また、昨年、京都府北部地域において開催された「海フェスタ京都」は、舞鶴市をはじめとする開催自治体のご尽力は元より、協賛金、「海の総合展」にご協力いただきました関係団体皆様のおかげにより、大成功の内に終了となりました。改めまして、御礼申し上げます。<企画関係業務> 地域公共交通の確保・維持・改善については、昨年11月に成立した「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、まち・ひと・しごとの創生施策の推進、交通政策基本法の「交通政策基本計画」の基本的方針、昨年に改正・施行された「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づき、地域公共交通網形成計画を作成する地方公共団体に着実な策定を促し、まちづくりと一体となった公共交通ネットワークの再構築等、地域の特性・実情に最適な生活交通の確保・維持に向けた取組みや、また、バリアフリー化やより制約の少ないシステムの導入等移動に当たっての様々な障害(バリア)の解消などの利用改善への取組みを更に支援してまいります。 次に、交通サービスの発展について、バスについては、活性化・再生法を踏まえ、地方公共団体が中心となった地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの機能の充実に努めるとともに、旅客の速達性の向上、定時性の確保や大量輸送を可能とする BRT(BusRapid Transit)の導入などの取組みを促進してまいります。また、外国人観光客の受け入れ体制の充実を図るため、バス・タクシーを含め観光振興を支える公共交通機関の取組みを強化してまいります。 バリアフリー対策についても、「移動等円滑化の促進に関する基本方針」により、東京オリンピックが開催されることとなる平成32年度末を期限とした整備目標を達成するとともに、高齢者や障害者の旅行者が円滑に旅行・観光出来る環境整備の促進、情報提供の充実等のソフト施策の推進や「心のバリアフリー」の普及に努めてまいります。<輸送・監査関係業務> 営業ナンバー全般に求められるのは、やはり安全・安心の確保であることは過去からの大前提です。当支局としましても、昨年の11月27日に公表されました「事業用自動車総合安全プラン2009」の中間見直しにより、新たに重点施策として追加された「運行の現場を含めた関係者一丸となった行動、構造的な課題平成27年 年頭のご挨拶平成27年 年頭のご挨拶

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