201411
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(13)14-11第54回「正しい運転・明るい輸送運動」実施計画第54回「正しい運転・明るい輸送運動」実施計画 全日本トラック協会では、年末年始に向けた事故防止対策として、第54回「正しい運転・明るい輸送運動」実施計画を策定いたしました。 今回の実施計画では、「危険ドラッグ」による事故が社会的に注目を浴びており、また、高速道路における事故が増加している状況を踏まえ、昨年度の実施計画に「飲酒運転及び危険ドラッグの根絶」並びに「高速道路における事故防止の徹底」を事故防止の重点項目として追加いたしました。(公社)全日本トラック協会1.目的   この運動は、交通・労働災害事故の防止、環境保全及び輸送秩序の確立により、円滑な輸送の達成を図り、年末年始の輸送繁忙期における安全、安心な輸送サービスを提供することを目的とする。2.運動期間   平成26年11月16日(日)から平成27年1月10日(土)まで3.主催   全日本トラック協会(以下「全ト協」という。)並びに各都道府県トラック協会4.後援   国土交通省、警察庁5.実施事項   経営トップ、管理者及び従業員が一体となって、下記の項目を中心とした取り組みを行うものとする。なお、(1)~(6)を事故防止に関する重点項目とする。  (1)荷役作業時の安全確保の徹底    経営者及び管理者は、荷主等との運送契約時において、荷役作業の有無、運搬物の重量、荷役作業方法等について適切な取り決めを行うよう努める。また、取り決めた荷役作業の内容を「安全作業連絡書」等にまとめ、作業者に周知するとともに、墜落等の危険を伴う作業においては必ず保護帽を着用させるなどの必要な安全対策を指示し、労働災害事故の防止を図る。   (参考:厚生労働省「陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」)  (2)健康診断の受診の徹底    経営者は、健康起因による事故防止を図るため、従業員に健康診断を確実に受診させ、運転に支障を及ぼす影響のある異常があると認められた場合は、改善されるまで乗務させないようにする。  (3)確実な点呼の実施    経営者は、従業員の健康管理を徹底させ、また、運行管理者は点呼を確実に実施し、運転者の健康状態、疲労の度合い、異常な感情の高ぶり、睡眠不足等について確認し、少しでも異常があると認められた場合は乗務させないようにする。  (4)飲酒運転及び危険ドラッグの根絶    運運行管理者は、酒気帯び運転、飲酒運転及び危険ドラッグの使用による運転及び事故の根絶を図るため、社内安全教育や点呼時等において、それらによる運転の悪質性・危険性を十分に理解させ、飲酒運転及び危険ドラッグの根絶を徹底させる。  (5)過労運転防止の徹底    運行管理者は、繁忙期にありがちな無理な運行計画を避け、運行経路、運行時間、休憩地点等を含む適切な運行指示書の作成や運行計画及び乗務割の作成を行い、運転者の過労運転防止に努める。

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