201402
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14-2(6)適正化事業部(京都府警察本部監修) 今回の「他山の石」は、信号機が設置されていない交差点内で発生した交通事故事例です。事故の状況は、下図のとおり中型貨物自動車(甲)が東進中、市道を南から北へ向け横断中の歩行者(乙)と衝突したものです。 事故原因としては、東進中の(甲)が、当日は、雨天の夕暮れ時で、視界が悪い状況下であったにもかかわらず、安全な速度に調整しなかったことや、前方の確認不足などが考えられます。 夕暮れや、雨天の場合等は、視界が悪くなるため、歩行者や自転車などの発見が遅れがちになり、また速度感覚がにぶり、速度超過になりがちですので、昼間より速度を落として慎重に運転することを心掛け、早めにライトを点灯し、対向車がない場合は、ライトを上向きにするなど、細まめなライトの切り替えで、前方の情報を早く把握するとともに、自分の車(自転車)の存在を知らせるようにしましょう。また横断歩道がないとはいえ、交差点では、歩行者や自転車の有無等の安全をしっかり確認して通行するなど、慎重な運転に心掛けていただきたいものです。事故事例発生日時平成25年12月 午後5時ころ(天候:雨)発生場所京都府内道路:市道当事者当事者(甲)中型貨物自動車当事者(乙)歩行者(年齢76歳)概要市道を東進中の(甲)が、同市道を南から北へ向け横断中の歩行者(乙)と衝突したもの。現場状況甲乙特記事項・事故発生時は降雨であり、(乙)は傘を差して歩行していた。・発生現場付近に横断歩道なし。交通規制(指定最高速度:40km/h)歩道歩道歩道歩道植込植込街灯(駐車禁止:終日)他山の石

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