201303
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13-03(30)関空クリーン物流プロジェクト~ 天然ガス自動車の魅力と展望 ~(シンポジウムの出席者)(CNG車両)国際空港㈱常務、久徳大阪ガス㈱常務、樫本㈱近鉄ロジスティック・システムズ専務、松岡富士運輸(株)社長、池田㈱エコトラック役員らが「CNG車による物流革命」~天然ガス自動車時代始まる~について、CNGガス車導入への決断や導入による効果、導入後の荷主の反応、従業員のスキルアップへの足がかりになったこと及び大型のCNG車を導入する際、充填燃料での走行距離が一番の問題点であったが、満充填で約600km程度走行できるので拠点間輸送であれば、大型トラックでも十分対応できること、ならびに燃料の満充填時間も15分程度と電気自動車等と比較して大幅に短い。燃料の価格については、アメリカにおいてシェールガス田が発掘され、燃料価格の低廉が期待できること。CNGの需要が増加すれば、充填所の数も確保できること。今後改造車ではなく、メーカー仕様のCNG車開発に期待すること。行政としても普及に力を入れていくこと。等が発表されました。締めとしてコーディネーターから「充填所の数等については、『卵と鶏』の関係に例えられるが、環境問題を考えるときCNGシフトを推進することが肝要である。」とまとめられました。 シンポジウムでは、基調講演で恩藏早稲田大学商学部教授から、「CNG(天然ガス)車の知名度は低く、我が国では2%の保有率に過ぎない。諸外国では、排気ガスによる大気汚染の反省から、クリーン燃料への切替が進行しており、カーボンオフセットへの取組を推進している。LA(ロスアンゼルス)メトロでは、環境性能を訴求した表示の「CNGバス」の導入をはかり環境への負荷に貢献している。国内においても、先進的トラック運送事業者にも取り入れられてきているが、積極的導入への足かせとして、燃料価格及び燃料供給基地についての課題が残っており官民あげての積極的な支援体制が鍵となる。」また、その後開催されたパネルディスカッションでは、コーディネーターの井手慶應義塾大学商学部教授、コメンテーターに基調講演を行った恩藏早稲田大学商学部教授、パネリストに澤井近畿運輸局自動車交通部長、加藤新関西 平成25年3月1日(金)、「関空クリーン物流プロジェクト」が関西新空港内の“ホテル日航関西空港”において開催されました。当日は、国土交通省武藤自動車局長、大黒国土交通省近畿運輸局長、福本全日本トラック協会理事長、坂本近ト協会長らの関係者のテープカットにより、大型CNG貨物自動車が悌団で出発していきました。 CNG自動車は、低公害車として注目を浴びていますが、国民的知名度は低く「ガス」で動く自動車そのものの保有車両数も少ない状況(約40,000両、充填所数330箇所)です。テープカットをする関係者シンポジウムで挨拶をする武藤国交省自動車局長そのものの保有車両数も少ない状況(約40,000両、充填所数330箇所)です。出発式会場のアーチをくぐりスタートする大型CNG貨物自動車

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