201303
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13-03(26)-点検・整備の重要性について-近畿運輸局 平成25年2月18日(月)午後、大阪市中央区の「エル・おおさか(大阪府立労働センター)において、「自動車事故防止セミナー」が開催されました。当日会場には約500 名が参集し、冒頭、大黒 伊勢夫近畿運輸局長から、「近年自動車の性能が向上し、それに伴い保守管理意識が欠如し、故障や事故が増えています。本日のセミナーで改めて点検・整備の重要性を認識していただきたい」旨の挨拶の後、各担当者から下記の演題について、山﨑 孝章近畿運輸局自動車技術安全部長から、「国土交通省として定期点検整備の確実な実施に向けた取組について」、藤田 一彦日本自動車連盟関西本部主事からは、基調講演として「路上故障から見た点検整備の重要性」について、ロードサービス時における故障の事例と定期点検整備の実施状況について、山名 生也近畿運輸局自動車技術安全部監理官から、「事故見分から見た自動車不具合の兆候について※重大事故の現場に立ち会った際に見受けられた実例」について、大澤貴郎近畿運輸局自動車技術安全部専門官から、「点検・整備の重要性について事故防止の観点からみた定期点検整備等の重要性」について、福田 貢規近畿運輸局自動車技術安全部分析官から、「自動車事故報告書から見た車両故障について、車輌故障により運行できなくなった事故の多くは、定期点検整備を確実に行うことや事前の運行において何らかの異常な状況が出現していること」等についておのおの説明がありました。最後に、北浦 信彦近畿運輸局自動車技術安全部次長は、「車両故障や事故を未然に防ぐには、ドライバーや整備担当者にも点検や整備の重要性を理解させ、確実に行うことが事故を減少させることにつながる」旨の閉会の挨拶で締めくくりました。第6回 自動車事故防止セミナーが開催されました第6回 自動車事故防止セミナーが開催されました国土交通省自動車局安全政策課 事業用自動車の輸送の安全確保については、従来から機会あるごとに注意喚起を図ってきたところですが、平成25年2月12日に、山陽電気鉄道の姫路発梅田行きの特急列車が兵庫県高砂市内の踏切において車両運搬用トラックと接触し、そのはずみで列車が脱線し、列車の運転者が重傷、その他乗客等に多数の負傷者が生じる事故が発生しました。 これは、当該車両運搬用トラックの運転者が踏切の前方が渋滞しているにもかかわらず、無理して踏切に進入したため、当該車両運搬用トラックの最後部が踏切内に残っていたことが報道で指摘されております。 つきましては、下記の事項について徹底を図るよう貴傘下会員に対して周知方よろしくお願いいたします。記1.運転者に対し、車両の構造上の特性を理解させること。2.運転者に対し、適切な運行の経路並びに当該経路における道路及び交通の状況をあらかじめ把握するよう指導 すること。3.踏切通過の際には、踏切先の交通状況を十分に確認のうえ進入すること。踏切における事故防止の徹底について踏切における事故防止の徹底について

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