201209
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(7)12-09全日本トラック協会全日本トラック協会(以下「全ト協」)は、中央交通安全対策会議交通対策本部決定の平成24年秋の全国交通安全運動推進要綱、並びに国土交通省策定の同実施計画に基づき、下記のとおり実施項目を定め、各都道府県トラック協会に対し事前の準備を働きかけ、9月21日(金)から同月30日(日)までの期間中における本運動を効果的に実施する。なお、今回の全国交通安全運動については、全ト協が策定した「平成24年下期交通事故防止緊急特別対策」(別紙)における取り組みの一環として、業界を挙げて積極参加することとしていたところである。また、実施にあたっては、全国重点の「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本とするほか、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」、「シートベルトの正しい着用の徹底」及び「飲酒運転の根絶」に留意し、さらに、事業用トラック向けの対策を含めた下記事項について積極的に取り組む。記1.安全運行の確保 会員事業者(運行管理者を含む。以下「事業者」)は、運転者に対し、次の事項を重点においた安全運行の徹底に ついて指導する。 (1)子どもと高齢者の交通事故防止 子どもと高齢者の傍を通過する際は、十分に速度を落とすなど、思いやりのある運転を励行させる。 (2)夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止 夕暮れ時と夜間における歩行中及び自転車乗用中の交通事故を防止するため、前照灯の早めの点灯を励行さ せる。 (3)シートベルトの正しい着用の徹底 運転者を含む全ての乗務員に対し、シートベルトの適正な着用を徹底させる。 (4)飲酒運転の根絶 酒気帯び運転、飲酒運転の根絶を徹底するため、全ト協制作の「飲酒運転防止対策マニュアル」等を活用し、運 転者に対する適切な指導監督を実施するとともに、アルコール検知器を使用した厳正な点呼の実施を徹底する。 (5)追突事故の防止 事業用トラックの事故原因の約半数を占める追突事故を防止するため、国土交通省制作の「トラック追突事 故防止マニュアル」等を活用し、追突事故防止の徹底を図る。 (6)トレーラ事故の防止 全ト協制作の「トレーラハンドブック」等を活用し、海上コンテナ輸送トレーラのコンテナ固定方法や、石油 等の液体を輸送するトレーラの運転特性を再確認し、横転等のトレーラ事故の防止を図る。 (7)交差点の事故防止 全ト協制作の「交差点での事故を防げ!!」等を活用し、交差点での巻き込み事故等の防止を図る。 (8)高速道路上における人対車両事故の防止 高速道路上で事故または故障車及びその周辺で佇む人、道路工事の作業従事者等の人対車両事故が多発して いるため、漫然運転や脇見運転の防止を徹底させる。 (9)過労運転の防止 事業者は、運行経路、運行時間、休憩地点等を含む適切な運行指示書の作成や計画及び乗車割の作成を行う とともに、点呼時等において運転者の健康状態の確認を徹底し、過労運転の防止に努める。 (10)運輸安全マネジメントによる安全意識の高揚 経営トップから現場の運転者に至るまで輸送の安全が最も重要であることを社内に浸透させ、運輸安全マネ ジメントにより絶えず輸送の安全性の向上に努めるよう安全意識の高揚を図る。 (11)過積載の防止 道路を保全し、大型車両等の安全な通行を確保するため、過積載の防止を徹底させる。 (12)危険物輸送の安全確保 危険物輸送の安全確保のため、荷主との緊密な連携を図るとともに、点呼時にはイエローカードの携行及び 積荷の特徴、取扱方法、通行ルートの確認を徹底するなど、輸送時の慎重な運転を励行させる。平成24年秋の全国交通安全運動公益社団法人全日本トラック協会実施計画平成24年秋の全国交通安全運動公益社団法人全日本トラック協会実施計画

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