201204
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12-04(12)下図は、事業所内における安全対策会議の具体的事例の一例です。【加点対象】①過去1年間2回以上実施 ②安全対策会議(事故防止)は、同一種類の会議(会議例)安全対策会議、危険予知活動、ヒヤリ・ハット活動の同種類会議【事故、ヒヤリ・ハット情報の分類のやり方】 ■安全性優良事業所■ 荷主企業がより安全性の高いトラック運送事業者を選びやすくするために、全国貨物自動車適正化事業実施機関(社団法人全日本トラック協会)が厳しく評価をし、安全性について認定した事業所です。今回は、事業所内における安全対策会議(ヒヤリ・ハット対策会議)の具体例資料を紹介致します。以下の資料は、国土交通省「事故、ヒヤリ・ハット情報の収集・活用のすすめ方」より引用しております。※事業所内で安全対策会議の定期的な実施における加点への判断方針・基準や様式については、2011年5月号で紹介済みですので省略致します。 (藤田)次のような場合には、特定の事故やヒヤリ・ハットをくわしく分析し、根本的な原因をさぐります。大事故や、会社として防ぐべき事故が発生した場合情報の分類・整理の結果にもとづいて対策を立てたが、事故が減らない場合、どんな対策をとればいいかわからない場合(1)なぜ根本的な原因の分析が必要なの?事故は、直接の原因(例「ドライバーの不注意」)だけでなく、「現場の見通しの悪さ」「相手の急な動き」「車の故障」など、いろいろな事がかかわっておこります。事故の根本的な原因を解決する対策がとられていないと、同じような事故をくり返すおそれがあります。また、いろいろな対策をとっても事故が減らないと、どの対策が効果的か、わからなくなってしまいます。そこで、「事故等がなぜ起こったのか」を、次のような視点から考えるとよいでしょうドライバー側の原因事故の相手方の原因ハード面の原因(車両の故障など)周囲の環境にある原因(道路環境、天候など)安全管理・運行管理上の原因(2)根本的な原因の分析をする対象は?根本的な原因の分析は、1件の事例について、原因をていねいにみていきます。このため、時間やマンパワーの点で、すべての事故やヒヤリ・ハットについて、根本的な原因の分析をするのはむずかしいこともあるでしょう。そのときは、以下の事例に限定して分析しましょう。死亡事故などの大事故大事故につながる危険性の高いヒヤリ・ハット自社で多発する事故、その他会社として対策をたてたい事故やヒヤリ・ハット(3)根本的な原因の分析方法は?「なぜなぜ分析」、「特性要因図(FishBone)」などの方法があります。根本的な原因の分析①事故報告書、ヒヤリ・ハット報告書の記載内容を項目ごとまとめる。②項目(1)事故、ヒヤリ・ハットの相手(自動車、自転車等) (2)事故、ヒヤリ・ハットの原因(前方不注意、速度超過等) (3)発生場所(直線、交差点等) (4)事故、ヒヤリ・ハットが起った時の自分の行動(発進、追い越し、右左折)③項目毎に件数を集計し、グラフなどで統計をとり、事故、ヒヤリ・ハットの傾向を把握。Gマーク(安全性優良事業所)安全への取組み11項目の自認書類作成例⑨事業所内で安全対策会議の定期的な実施(具体例の資料)Gマーク(安全性優良事業所)安全への取組み11項目の自認書類作成例⑨事業所内で安全対策会議の定期的な実施(具体例の資料)

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