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12-03(2)運輸安全マネジメント制度導入から5周年を迎えて~運輸安全マネジメント制度導入から5周年を記念し開催~~京ト協からカシックス藤田周士社長がパネラーに~ 平成23年度 京滋バイパス合同防災訓練の実施について 平成24年2月16日(木)午前10時00分から、京都府高速道路交通安全対策協議会は、京都府久世郡久御山町森北内30⊖1番地、西日本高速道路株式会社駐車場において、「京滋バイパス下り本線宇治トンネル東坑口手前489.4キロポスト付近において、走行車線・追越車線がともに渋滞している中、走行車線に停車中の普通乗用車に中型バスが追突、さらに前方に停車中の普通乗用車に追突、挟まれた普通乗用車が大破し乗員1名が車内に閉じ込められるとともに、追突したバス・追突された先頭の普通乗用車の乗員など負傷者が多数発生している。」との想定で、京都府警察本部交通部高速道路交通警察隊・大津市消防局、湖南広域消防局、久御山町消防本部、宇治市消防本部・西日本高速道路株式会社から、車両16両、各機関から関係者約60名が参加し、交通規制、事故車両からの負傷者救護、現場誘導等の実戦さながらの迫真の訓練が行われました。 平成24年2月15日(水)午後、大阪市中央区大手前の「ドーンセンター」において、「運輸安全マネジメント制度」が導入され5年が経過したことを記念し、近畿運輸局が主催してのシンポジウム「運輸安全マネジメント制度導入から5周年を迎えて」は、この5年間の総括を行うとともに「運輸安全マネジメント制度」の一層の定着・浸透に向けた取組みの一環として開催するもので、運輸事業の更なるレベルアップと安全の意識を浸透させ、社会からの信頼を得るためにはどのようにしていけばいいのかをテーマとして開催されました。シンポジウムの第1部として、「運輸安全マネジメント制度開始5周年を迎えて」と題して、西村 勇二国土交通省大臣官房運輸安全監理官付首席運輸安全調査官から基調報告が行われ、続いて健康講座「高齢運転者のための健康指導」について、武田 裕NPO法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS)理事長が講演するとともに、小林 久詩近畿運輸局自動車監査指導部首席自動車監査官から「運輸安全マネジメントアンケート結果」について報告が行われました。 休憩をはさんで第2部のパネルディスカッションでは、「運輸安全マネジメント取り組みからの教訓について」をテーマに、パネリストの隠岐 公史滋賀バス株式会社代表取締役社長、小田 久一飾磨交通株式会社運行管理部長・営業部長、藤田 周士株式会社カシックス代表取締役社長、西村 勇二国土交通省大臣官房運輸安全監理官付首席運輸安全調査官が、藤島 寛甲南女子大学人間科学部講師をコーディネーターとして、運輸安全マネジメントへの各社の取組等について意見をたたかわしました。中でも京ト協からパネラーとして登壇された藤田 周士社長の「以前に発生させてしまった交通死亡事故をきっかけとして、安全運行への切り札として取りいれた「運輸安全マネジメント」により現場運転者とのコミュニケーションを密にした対話のなかから安全への取組姿勢に変化がみられた。」との発言には説得力がありました。次いで、田中 壽一近畿運輸局自動車監査指導部長がディスカッションの集約を行いシンポジウムの幕を閉じました。(合同防災訓練の様子) 藤田 周士株式会社カシックス代表取締役社長

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