201102
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(17)11-02平成22年中の大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故は24件<速報> 平成22年中の大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故は24件<速報> 国土交通省自動車交通局日常点検の実施を! 前年比11件増加! 2,3月に多発! 積雪地域の発生率が高い! 平成22年中の大型車(車両総重量8トン以上又は乗車定員30人以上のトラック、バス等)のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故の発生状況(速報)がまとまりましたので公表します。(別紙1参照) <発生状況> 車輪脱落事故は近年減少傾向にありましたが、平成22年に発生した事故は24件あり、平成21年に比べ11件増加しています。 平成11年から平成22年に発生した事故は341件あり、2月に59件、3月に51件と特に2,3月の冬から初春の時期に発生が集中しています。 また、地域別に見ると積雪地域の発生率が高い傾向が見られます。 大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故については、一度発生するとその影響は甚大なものとなります。 そのため、大型車の使用者は、日常点検においてホイール・ナットの脱落・緩みやホイール・ボルトの折損等の異常の有無を重点的に点検してください。 • ホイール・ボルト折損の主な原因は、(1)ホイール・ボルトの締付力不足、(2)ホイール・ボルトの誤 組(スチールホイールにアルミホイール用のボルトを使用する等)、(3)ホイール・ボルトの過締めと推定 されています。 • 2~3月に発生が多くなる原因の1つとして、例年10月から12月にかけて夏用タイヤから冬用タイヤ に交換する際に締結不良(締付力不足、誤組、過締等)があり、ボルトの疲労破壊が進行して数ヶ月後に集 中的に折損し、車輪の脱落が発生することが考えられます。 車輪脱落事故発生状況 件数010203040506070件数3059513930192114201622201月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月車輪脱落事故発生状況(月別)件数01020304050607080件数71694942391324平成16年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年車輪脱落事故発生状況(年別)月別車輪脱落事故 年別車輪脱落事故件数

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