201102
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11-02(12)社団法人日本損害保険協会は、ホームページ上で公開している「全国交通事故多発交差点マップ」を更新した。全国地方新聞社連合会と連携し、2009年のデータを反映させた。47都道府県それぞれの人身事故件数ワースト5の交差点を紹介。特徴や写真、通行時の注意点も掲載した。協会は「人身事故の半数以上が交差点か交差点近くで発生している。悲惨な交通事故をなくすために役立ててもらえれば」としている。国道1号川端交差点・交差点での右左折に伴う事故が多いこの交差点は、国道1号(五条通)と市道(川端通)とが交わっており、地下には京阪電車「清水五条駅」があるため交差点の四隅に出入り口が設けられている。東西方向の国道1号および南北方向の川端通ともに交通量が多いうえ、周辺は観光施設等も多く横断歩行者(自転車)も多い。平成21年に発生した事故を見てみると、右左折時の事故が10件と半数以上を占める。なかでも、横断自転車との事故が5件と多く、横断歩行者との事故が1件、右左折途中の追突が2件発生している。このため、右左折に際しては、横断歩行者(自転車)の有無など進路の安全を十分確認する必要があるほか、前車に続いて右左折する際は、前車の動きを確認しながら進行することが必要である。国道171号西大路九条交差点・交差点での右折に伴う事故が多いこの交差点は、国道171号(九条通)と市道(西大路通)とが交差しており、JR「西大路駅」に近い場所である。付近には学校・大型ショッピングセンター等の施設が林立し、交差点を横断する歩行者や自転車が多く、また、東西方向の国道171号および南北方向の西大路通ともに交通量も多い。この交差点を基準に西側が南方向へ、南側が東方向へ屈折しているほか、交差点の北詰には横断歩道が設置されていない。平成21年に発生した右左折時の事故8件のうち、右折直進事故の3件を除いた5件は、全て自転車との事故である。また、歩行者との事故は、左折時の横断歩行者との衝突事故となっている。このため、交差点を右折する際は、対向車の有無および対向車との距離などの安全確認を十分に行う必要がある。また、右左折に際しては、十分減速するとともに、特に横断歩行者・自転車の有無など、進路の安全を確認して進行する必要がある。五条堀川交差点・右折直進事故が8件と半数を占めるこの交差点は京都市の中心部に位置し、国道1号(南側および東側)・国道9号(西側)および府道38号線(京都広河原美山線、北側)とが交差する、交通量の多い大きな交差点である。東西南北の各方向とも横断陸橋が設置され、歩行者と車両が分離され、各方向とも常時左折可能となっている。平成21年は、16件の事故のうち右折直進事故が8件と半数を占めた。交差点は見通しの良い状況であるが、右折に際しては、交差点が大きいことからも、対向直進車両の有無および対向直進車両との距離などを十分確認し、余裕を持って右折する必要がある。損保協、交通事故マップ(京都関連)更新 事故多発交差点を紹介損保協、交通事故マップ(京都関連)更新 事故多発交差点を紹介

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