201012
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(2)10-12【大会宣言】陸運業は、物流の中核として国内貨物輸送量の九割以上を担い、我が国の経済活動と国民生活を支えている。陸運業がその役割を果たしていく上で、そこで働く人々の安全と健康を確保していくことは必要不可欠である。陸運業における労働災害は、会員事業者のたゆまぬ努力により、長期的には減少傾向にある。特に、平成二十一年には、死亡災害は過去最少の百二十二人となり、死傷災害も初めて年間一万三千人台を下回った。我々は、このような労働災害の動向を踏まえて、死亡災害の減少傾向をより確実なものとするよう、本年度において、平成二十年度に策定した「労働災害防止五か年計画」の改正を行い、平成二十四年までに労働災害の死亡者数を半減させ、また、死傷者数を十五%以上減少させる、過重労働による健康障害を防止するなどの目標を掲げ、労働災害の防止に鋭意取り組んでいるところである。陸運業界は厳しい経営環境に置かれているが、我々は、人命尊重の理念の下に、交通労働災害を始めとしたすべての労働災害の絶滅に向け、次の六項目を重点に、より一層努力を重ねていくことをここに誓う(一部省略)。一経営首脳が先頭に立った安全衛生活動の積極的な推進一交通労働災害防止対策の徹底強化一荷役運搬作業時の労働災害の防止一健康確保対策の推進一安全衛生意識の高揚一リスク低減の取組の推進右、宣言する。平成二十二年十一月四日第四十六回全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会 去る11月4日栃木県総合文化センター(宇都宮市)において第46回「全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会」が全国から1000名の参加者を得て盛会に開催されました。この大会は陸運業に於ける労働災害を1件でも減少させるため毎年行われています。 シンポジウムに続いて大会式典と特別講演が催され心を新たに一層の安全意識を高揚しました。 表彰式では、優良賞に竹之内運送㈱、進歩賞に奥野商事㈱、優良フォークリフト等運転者には小中守(夜久野運輸倉庫㈱福知山支店、廣田義久(明興運輸㈱本社営業所)の両氏等が受けられました。)第46回「全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会」開催される第46回「全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会」開催される

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