201004
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(1)10-04我が家の交通安全~交通安全ファミリー作文コンクール優秀作品集より~我が家の交通安全~交通安全ファミリー作文コンクール優秀作品集より~飲飲酒酒運運転転のの根根絶絶福福岡岡県県篠篠栗栗町町立立北北勢勢門門小小学学校校 五五年年 木木下下 七七海海「飲んだら乗るな乗るなら飲むな」私がどこかで見たかんばんの標語です。その時は、もちろん何の事か分かりませんでした。単じゅんに何を飲むんだろう?とか、乗るって何斜という思いで頭の中は「?」でした。 でも三年前の夏休みに福岡で飲酒運転による事故で、幼い三人の兄妹が亡くなりました。しばらくはテレビや新聞で毎日ニュースが流れていました。私には、よく分からなかったのでお母さんに事故の内容を聞いたことがあります。私は、その話を聞いて三人の兄妹がかわいそうでした。車ごと暗い海の中に落ちたのです。どんなにこわくて苦しかったことだろうと思います。 お父さんとお母さんは、一生けんめい海の中にもぐって助けようとしたらしいのですが、結局助けられなかったそうです。どんなに悲しくて、つらかったことだろうと思います。 相手の人は、飲酒運転でスピードも出ていたといいます。お酒を飲んだら運転してはいけないと法りつで決められているのにどうして飲酒運転をするのでしょうか? この事故の後も、飲酒運転を伝えるニュースは、続いています。たくさんの人が亡くなっています。事故を起こした多くの人は、反省しているといいます。「少しだけだから・・・」、「近くだから・・・」と運転した理由を話す人もいます。 私は、運転もしないし、お酒も飲まないので、よく分かりませんが、飲酒運転によって事故により失うものは、少なくありません。自分の人生は、もとより自分の周りの人々にめいわくをかけ、何よりも何のつみもない人の人生をくるわせてしまうのです。 相手の人にだって家族があります。その人を失った悲しみを、事故を起こした人は、せおっていかなければならないと思います。 私のお母さんは、「車は、すごく便利だけど、人を殺せるマシン」だといいます。「いけない」と決められている事を守れない人は、それこそいけないと思います。大人としてじゃなく人間としてちゃんと守ってほしいです。 私のお母さんは、運転します。時に家でお酒も飲みますが、決して飲酒運転は、しません。私も大きくなったら運転するかもしれないし、お酒も飲むようになるかもしれません。 でも、「いけないことは、いけない」という今の気持ちを忘れないようにしょうと思いました。 この作文を書いている時も、テレビで飲酒運転のニュースを流していました。事故を起こした人だってニュースや新聞で見聞きしているはずです。どうしてわが身におきかえて、考えられないのでしょうか? ニュースだけが、むなしくさみしく事故をつたえていました。 平成22年1月・内閣府発行より抜粋を掲載させて頂きました。

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