2009all
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(19)≧ょうとこ"く09-03のワースト9"社会保険・労働保険"についてご紹介致します。社会保険(健康保険及び厚生年金保険)は、労働者の医療保障及び生活の安定と老後の保障のために、また、労働保険(労災保険及び雇用保険)は、労働者が災害を負った場合の保険給付及び労働者の雇用の安定のために極めて重要な役割を担うものです。以下、それぞれの保険についてをご紹介致します。 (藤田)「社会保険・労働保険」について0厚41年金保険厚生年金保険制度に加入している会社、工場、事業所などに勤務する70歳未満の会社員は全員、自動的に厚生年金保険に加入することになります。保険料は会社と従業員の折`卜で負担し、従業員の保険料は給料から天引きされます。会社が天引きした保険料を、所轄の社会保険事務所に納入します。年金加入者が70歳になると保険料の納付義務がなくなります。ただし、25年の保険加入期間に満たない人は、70歳を過ぎても会社に勤める場合は、加入期間を満たすまで任意に厚生年金に加入することができます。・般的に厚生年金の給付は、60歳になつた加入者が社会保険事務所に「裁定請求」を行えば、特7.ll支給の老齢厚″L年金が支給されます。り!き続き勤務している場合は、収入に応じて減額給付されることもあります。②医療保険相互扶助の精神のもとに、病気やケガに備えて、収入に応じた保険料を出し合い、医療を受けたときに保険料から医者に医療費を支払う仕組みです。国民皆保険tl」度により、誰もが医療費の・部(現在は3書りを負担することで、どこでも医療を受けることができます。(1)健康保険(組合管掌健康保険)主に、企業の会社曇が加入するもので、企業単独あるいは複数の企業で健康保険組合を作り、運営しています。健康保険組合は、病気、ケガ、出産などの医療費を負lFIする保険給付事業と健康の保持・増進をはかる保険事業が主な仕事です。(2)きょうかい健保(旧:政府管掌健康保険)常時5人以Jlの従業員を使用する運送業、製造業や土建業などの事業所が強制適用事業所となり加入が義務付けられています。きょうかい健保の内容は健康保険と同様です。0層用保険失業保険ともいわれ、失業した場合に支払われる保険です。保険料は、会社と折半で国に収められ、失業保険料は公共職業安定所けヽローワーク)から支払われます。雇用保険適用事業所(1週間の所定労働時間が20時間以Lで、かつ、1年以卜||き続き雇用する労働者を1人以L雇用する事業所)に勤めている人は、一般的に被保険者となります。雇用保険の加人は、会社が所轄の労働基準監督署に申請手続きを行います。離職した場合、失業保険をもらうには、離職の日以前の2年間に、賃金支払いの基礎となった「1数がH日以Lある雇用保険に加入していた月が通算して12ヵ月以上あることが条件です。なお、特定受給資格者については異なります。41労働者災害補償保険この保険は、労働者が業務Lや通勤途卜で負傷したり、病気となったり、死亡した場合に本人や遺族の保護のため、または社会復帰の促進に必要な保険料を支払うために設けられた制度で、一般的には労災保険といっています。労災保険の加入は、会社が所轄の労働基準監督署に申請手続きを行います。なお、この労災保険と雇用保険を総称して労働保険といいます。これらの保険を・緒に申請手続きする・7L適用事業(人部分の事業所)と、別々に行う■元適用事業(建設業、農林、水産業など)があります。

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